iCloud写真を使っていても、消した写真を後から戻すための別コピーは用意しましょう。写真を削除すると、iCloudと同じアカウントのほかの端末にも削除が反映されます。まずMacの「写真」アプリで、元の画質のデータをダウンロードする設定になっているか確認してください。
対象はmacOS Sequoia 15の「写真」アプリでiCloud写真を使う人です。カメラで撮ったRAWやJPEGを「写真」に読み込んだ場合も含みます。Finderの普通のフォルダーだけで管理する写真や、Lightroomのカタログを移す手順とは分けて考えます。
画面に写真が見えることと、フルサイズの原本が手元にあることは別です。保存先を買う前に、どこに何が残っているか確認します。
最初に「オリジナルをこのMacにダウンロード」を確認する
Macで「写真」を開き、画面上部の「写真」→「設定」→「iCloud」へ進みます。「オリジナルをこのMacにダウンロード」は、元の画質の写真や動画をMacにも保存する設定です。
「Macストレージを最適化」は、Macの空きを節約するための設定です。この状態では、写真が一覧に見えていても、すべての原本がMacにあるとは限りません。原本を手元にそろえるには、保存する容量とインターネット接続を確保してダウンロードします。
設定を切り替えただけでは、取得が終わったことにはなりません。写真アプリのライブラリ下部にある同期・ダウンロード状況を見て、処理中やエラーの表示が残っていないか確認してください。終わるまでは、元写真の削除や保存先の初期化をしません。
Macの空きが足りないときは、先に保存場所を決める
iCloud上の写真・動画が多い人は、ダウンロード前にMacの空きを確認します。システム設定のストレージ表示で、Mac全体の容量と空きを見てください。「写真」が今使っている小さな容量だけで、原本すべての必要量を見積もらないことが大切です。
原本が入り切らないときは、写真ライブラリを外付けドライブへ移して使う方法があります。ライブラリは、写真アプリが画像と編集情報などをまとめて管理する入れ物です。移すドライブはApple指定のAPFSまたはMac OS拡張(ジャーナリング)形式にし、Time Machineの保存先とは別の物理ドライブを用意します。
全部を残すか、一部の原本を取り出すかで方法を分ける
表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。
| 目的 | 選ぶ方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| アルバムや編集状態も含めてライブラリを残す | 原本取得後にTime Machine、またはライブラリ全体の別ドライブへのコピー | 保存対象・完了日時・ライブラリ外の画像 |
| 特定の撮影分を普通のファイルとして取り出す | 選んだ写真の「未編集のオリジナルを書き出す」 | 選択範囲・保存先・書き出し結果 |
| 編集した見た目のJPEGも残す | 原本とは別に、写真を書き出してJPEG等で保存 | 原本と編集後画像を別フォルダーに分ける |
原本ファイルの書き出しは、アルバムや編集履歴を含むライブラリ全体のコピーとは役割が違います。どちらか1つで何もかも残せたと考えず、後で戻したいものに合わせて選びます。
特定の撮影分を、外付けへ書き出す手順
- 「写真」で残したい撮影日の写真・動画を選びます。まず少数の項目で保存先と結果を確認します。
- 「ファイル」→「書き出す」→「未編集のオリジナルを書き出す」を選びます。
- 必要なら「IPTCをXMPとして書き出す」を選びます。写真につけた情報を、画像と別のXMPファイルに残す指定です。すべての編集履歴を保存する機能ではありません。
- Finderの保存画面で、外付けドライブ内に作った撮影日別フォルダーを選びます。iCloud Driveなど別の場所を選んでいないか、ドライブ名を見て確認します。
- 完了後、そのフォルダーをFinderで開きます。画像を開けるか、動画を再生できるか、対象期間の抜けやエラーがないか確認します。
Live Photosは静止画と動画の2ファイルとして書き出されます。画像に付けた情報のXMPファイルもあるため、写真アプリの項目数とFinderのファイル数は単純には一致しません。枚数だけで不足や重複を決めつけず、ファイルの種類も確認してください。
未編集の原本には、写真アプリで加えたトリミングや色調整の見た目は反映されません。それも必要なら通常の写真の書き出しでJPEGなどを別途残します。RAWを他のアプリで開くには、そのカメラのRAW形式に対応したアプリが必要です。
「保存できた」を確かめるメモ
- 何を残したか:ライブラリ全体/撮影日の原本/編集後JPEG。
- どこへ残したか:ドライブ名とフォルダー名。
- いつ終わったか:完了日時とエラーの有無。
- 何を開いて確かめたか:写真・動画・RAWの代表例。
一部を開けた確認は、全ファイルの完全性を証明するものではありません。重要な原本は別媒体にも残し、不明点があれば削除を止めます。
よくある疑問
ダウンロードできたら、iPhoneの写真を消していい?
Macが引き続きiCloud写真と同期していれば、iPhone側の削除がMacにも反映されます。Macに原本をダウンロードしただけでは、削除の影響を受けない別コピーになりません。容量を空ける操作とバックアップ作成を混ぜないでください。
Time Machineが完了なら、iCloudの全原本も保存済み?
Macへ取得されていない原本まで保存できたとは判断しません。原本の取得状況、バックアップ対象、最後の完了日時を確認します。ライブラリ外に置いた画像は、その保存場所も別途対象に含める必要があります。
2TBのMacなど、大きな保存対象向けの4TBバックアップ先を選ぶ
一次資料
確認日:2026年10月20日。メーカー資料に基づく手順整理で、当サイトの実機復元試験ではありません。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事に商品購入の広告リンクはありません。


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