EOS R6 Mark IIIのオープンゲート|SDの条件と動画容量の目安

R6 Mark III オープンゲート / 形式を決めて容量を計算: SDの条件 / 10分・20分の保存予算 カメラ用メモリーカード

EOS R6 Mark IIIのオープンゲートは、全部がCFexpress専用ではありません。RAWやIntraの記録ではCFexpressが必要ですが、XF-HEVC Sの標準LGOPにはSDで記録できる設定があります。カードを買う前に、使う記録形式まで決めることが先です。

SDで収録したい人はXF-HEVC S・標準LGOPの色形式とV60/V90条件を確認。RAW素材が必要な人はCFexpress Type Bの要求性能と、取り込みまで残す合計時間を確認します。

ここで扱うのは規格・設定・容量の判断です。個別商品のR6 Mark IIIでの動作確認は未完了のため、特定カードを「対応確認済み」と推薦していません。

オープンゲートは、静止画と同じ3:2の比率で動画を撮り、編集時に縦・横へ切り出しやすくする機能です。対象はCanon EOS R6 Mark III。メーカー資料による計画ガイドで、実機の連続収録テストではありません。

カードを買う前の4段階

  1. RAW素材が必要か、圧縮した動画で編集できるか。
  2. 記録形式・圧縮方式・色形式・fpsをカメラの表記で控える。
  3. その組み合わせの要求カード性能を公式表で照合。
  4. 次の取り込みまでに残す合計分数から、保存量を見積もる。

同じ3:2でも、RAWとMP4では必要条件が変わる

Canon「オープンゲート」では、RAWは6960×4640、XF-HEVC Sは6912×4608。選べるフレームレートは29.97/25.00/24.00/23.98fpsで、システム周波数によって選択肢が変わります。以下は29.97fpsを中心にした抜粋です。

RAWは現像・編集を前提にした記録方式です。XF-HEVC SはH.265/HEVCを使う圧縮動画形式。Intraはフレーム単位、LGOPは複数フレームを使って圧縮します。どちらが編集できるかは、使うソフトの対応も確かめてください。

表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。

オープンゲートの設定と要求カード性能:29.97fpsの例
記録設定 映像ビットレートの目安 Canon表の要求カード性能
RAW・標準RAW 約2600Mbps CFexpress 2.0 Type B:400MB/秒以上。SD不可
RAW・軽量RAW 約1520Mbps CFexpress 2.0 Type B:200MB/秒以上。SD不可
XF-HEVC S YCC422 10bit・標準Intra 約1620Mbps CFexpress 2.0。SD不可
XF-HEVC S YCC422 10bit・標準LGOP 約486Mbps CFexpress 2.0、またはSD V90
XF-HEVC S YCC420 10bit・標準LGOP 約360Mbps CFexpress 2.0、またはSD V60

根拠:Canon「主な仕様」のオープンゲート時の要求カード性能表。表中のビットレートは映像のみで、音声・メタデータを含みません。すべての設定を網羅した表ではないため、25.00fpsなど別条件では公式表の該当行を確認してください。

YCC422とYCC420は色の情報の記録方法を表す、カメラ設定上の区別です。「7K」「10bit」だけでSDの条件を決めず、この表記と圧縮方式まで揃えます。V60/V90はカードの持続書き込み性能に関する表示で、容量のGBとは別です。

手持ちのSDを使えるか、先に確認する

標準LGOPで目的を満たし、手持ちSDが該当する要求性能を満たすなら、CFexpressへの買い替えを急ぐ前に、そのカードの完全型番・容量・R6 Mark IIIでの動作確認範囲を調べられます。規格が合うだけで全製品の動作が保証される意味ではありません。

RAW素材やIntraが必要なら、SDの容量を増やしても代用できません。Canonの使用できるカードの説明は、動画用にVPG400対応CFexpress、または記録画質に適応する性能を備えたカードを求めています。最大読み出し速度だけで、必要な書き込み性能を満たすと判断しないでください。

10分と20分で、容量の予算はどれくらい?

まず1回で連続して撮る長さではなく、次にPCへ取り込むまで残す合計時間を決めます。以下は映像ビットレートから計算した保存予算です。実際のファイル容量や収録時間の保証ではありません。

映像の概算GB = Mbps × 60秒 × 分数 ÷ 8 ÷ 1000

標準RAW 2600Mbpsを合計10分なら、2600 × 60 × 10 ÷ 8 ÷ 1000 = 約195GB。

1GB=1000MBで計算。音声・メタデータ・既存ファイル・追加撮影分は別に見込みます。公式のファイルサイズ表とは計算法と単位の扱いが異なるため、同じ値になるとは限りません。

表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。

映像だけの計算例:29.97fps
設定 合計10分 合計20分
標準RAW 2600Mbps 約195GB 約390GB
軽量RAW 1520Mbps 約114GB 約228GB
YCC422 標準LGOP 486Mbps 約36.45GB 約72.9GB
YCC420 標準LGOP 360Mbps 約27GB 約54GB

たとえば標準RAWを20分残す計画では、映像だけで256GBを超えるため、256GBのカード1枚には収まりません。512GBクラスの実使用領域と余裕を確認するか、途中で取り込む計画が必要です。軽量RAW20分の約228GBが256GB未満でも、音声等と追加撮影の余裕を考えずに「必ず入る」とは判断しません。

容量はカメラで使える実際の空き領域で確認します。大容量にしても熱による停止や1回の上限時間は解消しません。動画記録サイズの注意と、撮影画面の警告を別に確認してください。

同時にSDへProxyを残す場合

オープンゲート時のProxy記録はRAWに限られ、画像サイズは1920×1280です。メインRAWと同じ原本をSDへ複製する機能ではありません。SD側の保存量をRAWの表から推測せず、設定と空き容量を別に確認します。

同一書き込み・Proxy・サブ動画の違いと保存確認

個別カードを選ぶための確認票

  • 記録形式/圧縮方式/色形式/fps:__。
  • 合計撮影時間:__分。映像予算+追加分:__GB。
  • カードの完全型番・容量・規格:__。
  • メーカーが確認した機種名・撮影モード・本体更新条件:__。
  • 同じ商品について、楽天とAmazonの販売元・新品/中古・保証・送料込み総額・納期:__。

今回の調査でも、規格や販売を確認できても、R6 Mark IIIでの型番・容量・モードを結び付けられない候補が残りました。未確認は非対応という意味ではありません。ほかのR6シリーズやR5の対応表を代用せず、必要ならメーカーへ上の条件を揃えて確認してください。安価なカードも、用途を満たす根拠が揃ってから比較します。

よくある疑問

オープンゲートが選べない

公式では動画クロップ、HDMI RAW出力、UVC/UAC配信でのUSB接続、RF-S/EF-Sレンズ装着などで無効になると説明されています。カード購入の前に設定・レンズ条件を確認します。

V90のSDならRAWを記録できる?

できません。SD側の記録可否とスピードクラスは別です。RAWは要求性能を満たすCFexpress Type Bが必要です。

容量が大きいほど編集も速くなる?

容量だけでは決まりません。編集ソフトの形式対応、PC、保存先や取り込み経路の条件を分けて確認します。

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編集:Camera Gear Lab 編集部。一次資料確認:2026年10月8日。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事に個別商品の購入広告リンクはありません。

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