CFexpressのVPG400・800・1600はどう選ぶ?数字だけで代用しない確認方法

VPGの数字だけで / カードを選ばない: カメラの条件 → 認証 → 型番・容量 カメラ用メモリーカード

CFexpressの「VPG800」は、「VPG400が必要」と書かれたカメラにも使えるのでしょうか。数字が大きいだけでは判断できません。買う前に、カメラが求めるVPGの種類と、カードが実際に取得した認証を合わせて確認します。

VPG400が必要なら、まずVPG400の認証を確認してください。VPG800だけの表示を、その代わりと決めつけないことが大切です。型番・容量と撮影モードの確認も必要です。

一方、使うカメラや撮影モードがVPGを要求していなければ、VPGの数字を上げるためだけの買い替えを急ぐ必要はありません。

この記事は、CFexpress Type Bの動画用カードを買う前に認証と速度表記を読み分けるガイドです。個別カードの推奨や実機試験ではありません。Type A用カードをType Bの代用品にはできません。

迷ったら、この順に照合する

  1. カメラの条件:機種・動画設定・必要なVPGを説明書で確認。
  2. カードの認証:完全型番と容量を、CFAの認証一覧で確認。
  3. 個別の動作条件:メーカー対応表、本体更新、初期化の注意を確認。
  4. 購入条件:同じ製品を楽天・Amazonで比較。

最大速度とVPGは、答えている疑問が違う

速度の単位MB/sは、1秒間に何メガバイトのデータを扱えるかを表します。たとえば400MB/sは、1秒に400メガバイトです。カードの容量を表すGBや、動画のMbpsとは区別します。

カードの読み出し速度は、保存したデータを取り出す速さです。書き込み速度は、撮影データを保存する速さです。どちらも「最大」と書かれた数値を、そのまま長い動画を保存し続けられる最低速度とは考えません。

VPGは、規格団体CFAが定める動画記録用の最低継続書き込み性能の認証です。「継続」は、瞬間的な速さではなく書き込みを続けることを意味します。CFA公式のVPG説明。

表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。

購入前に分けて読む3種類の表示
表示 何の判断に使うか これだけでは分からないこと
最大読み出し速度 パソコンへ取り込む速さの候補比較 カメラで動画を書き続けられる条件
メーカー公称の継続書き込み速度 製品仕様の比較。試験条件も読む 同じ数字のVPG認証を取得しているか
VPG認証 必要なVPGクラスとの照合 すべてのカメラ・記録モードでの個別動作

たとえば仕様に「継続書き込み400MB/s」とあっても、その文章だけで「VPG400認証済み」とは言い換えません。仕様値と認証は、別の項目として確認しましょう。

VPG400・800・1600は、数字順の万能な代替関係ではない

VPG200と400はProfile 4、VPG800と1600はProfile 5という異なる規格の枠組みに属します。Profileは、認証が前提にしているルールのまとまりです。数字は最低継続書き込み速度をMB/sで表します。

同じProfile内では、VPG400はVPG200を、VPG1600はVPG800をカバーします。しかし、Profileをまたぐと同じようには扱えません。両方のProfileに対応する認証カードには、それぞれのVPGロゴが表示されます。詳しくはCFA公式FAQを確認してください。

例:説明書がVPG400を指定している

  • カードがVPG800のみ → 数字は大きいが、VPG400の代用と判断しない。
  • カードがVPG400と800の両方 → VPG400の認証を照合し、続けて機種・容量・撮影条件を確認。
  • 商品説明が「高速」「8K向け」のみ → 必要な認証が分からないので、先に公式情報を調べる。

この図は編集部が整理した確認例です。特定商品の動作を保証するものではありません。

カメラ側は、機種名と動画モードまで確認する

具体例として、EOS R5 Mark IIの公式仕様はCFexpressの記録メディア欄にType B・2.0・VPG400対応を記載しています。ここを読む際に「もっと大きなVPG数字なら何でもよい」と省略しないことが、今回の確認手順の使いどころです。

これはEOS R5 Mark IIの例です。初代R5や他社機種へ同じ条件を移さず、使う機種の説明書を開きます。動画の解像度だけでなく、形式・圧縮方式・フレームレートも控えておきましょう。フレームレートは1秒に何枚の画像を記録するかという設定で、fpsで表します。

CFexpressの「2.0/4.0」は、VPGの「Profile 4/5」と同じ分類ではありません。「CFexpress 4.0」と書かれているだけで、必要なVPGの認証を判断しないでください。形状と世代の区別はCFAのカード規格説明で確認できます。

認証一覧は、シリーズ名だけで照合しない

  1. CFAのVPG認証カード一覧を開きます。
  2. メーカー名とType A/Bを絞り、商品名・型番・容量を購入候補と照合します。
  3. 必要なVPG欄を確認し、カメラ・カードメーカーの現行対応表も確認します。

似た名前の旧世代や別容量に読み替えないことが大切です。一覧で見つからない場合、検索表記の違いもあるため、すぐ「偽物」「非対応」と断定せずメーカーへ確認します。確認が終わるまでは認証済みとして選ばないようにします。

初期化が関係しても、データ保存が先

VPG Profile 5には、性能を得る前提としてカードを準備する仕組みがあります。CFAはこれをpreconditioningと説明しています。Profile 5の公式発表。

ただし、この説明を「パソコンで何かの初期化をすればよい」という作業指示には置き換えません。必要な写真・動画を別媒体へ保存して開けることを確認し、カメラとカードの公式手順に従ってください。初期化で、取得していないVPG認証が増えるわけではありません。

条件を満たしてから、両方の購入先を比べる

楽天とAmazonでは、完全型番・容量・単品かセットか・新品中古を揃え、送料を含む支払額、販売元、保証を比較します。ポイントは人によって条件が変わるため支払額と分けます。

安い候補を除く理由は「上位のほうが安心そう」ではなく、必要な認証・動作条件・容量を満たせないかどうかです。条件を満たす手持ちカードがあるなら、買わない選択も残します。

理解を確かめる3つの質問

継続400MB/sと書いてあればVPG400?

いいえ。メーカーの速度仕様と、CFAのVPG認証を別々に確認します。

VPG800しか見えないカードを、VPG400指定へ使ってよい?

その表示だけでは判断できません。VPG400の認証や、使うカメラの公式条件を確認します。

VPGが高ければ動画の記録時間も延びる?

VPGは容量の表示ではありません。必要な速度条件を満たしたうえで、撮影時間と容量を別に見積もります。

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編集:Camera Gear Lab 編集部。一次資料確認:2026年9月18日。Profile 5の発表は2025年2月で、本日の新発表ではありません。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事に個別商品の購入広告リンクはありません。

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