EOS R5にカードを入れても認識されない。パソコンから「初期化しますか」と表示される。そんなときは、必要な写真や動画が残っていないかを最初に確認し、初期化を急がないでください。
未保存のデータがあるなら、撮影と初期化を止めて保存の確認を優先します。カードの規格、入れ方、別の対応カードでの動作を順に調べると、カード側かカメラ側かの相談材料を整理できます。
認識しない原因を、カードの速度不足や寿命とすぐに決めつけないことが大切です。
対象はCanon EOS R5(初代)のCFexpress Type BまたはSDカードが認識されない場合です。R5 Mark IIの操作や、撮影中の熱停止とは区別します。データ復旧を保証する記事ではなく、購入や修理相談の前にできる確認のガイドです。
- 未保存・分からない → 初期化せず、対応する機器で読み出せるか確認。読み出せなければ相談へ。
- 別媒体で保存・確認済み → 規格や挿入状態を調べ、公式手順で撮影準備を確認。
- 新品でデータがない → 対応規格を確かめてから、R5の説明書に沿って準備。
1.カードの名前とスロットを確認する
R5の公式カード説明は、CFexpress Type BとSD/SDHC/SDXCを案内しています。CFexpress Type A、旧CompactFlash、CFastは別の規格です。似た名前だからと押し込んだり、別規格用のアダプターで代用したりしません。
商品箱だけでなくカード本体の型番と容量を控えます。カメラやカードメーカーの対応表に同じ型番・容量があるか、注記も含めて確認してください。規格が合うことと、その組み合わせの動作確認があることは別です。
2.アクセス中を避け、入れ方と再起動を確認する
キヤノンの認識しない場合の公式FAQは、正しく挿入されているか、電源を入れ直すと変化するか、入れ直しても同じか、別のカードではどうか、という順に案内しています。
取り外しはカードへの書き込み・読み出しが終わってから、R5の説明書に従って行います。アクセスランプが点灯・点滅している間に抜いたり、電源を断ったりしないでください。撮影直後のCFexpressは熱い場合があるので、温度にも注意します。
向きや挿入位置を確認しても入らない場合は、力を加えず中止します。端子を削る、分解する、液体で洗うといった自己修理は、この確認手順には含めません。
3.別の対応カードで、症状の範囲を調べる
手元に、同じR5で使えている別の対応カードがあれば比較します。比較用カードにも必要なデータがあるときは、消去や試し撮りを行う前に保存を確認してください。
表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。
| 確認できたこと | 分かる範囲 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 別の対応カードはR5で認識される | 元のカード側の問題が疑われる。ただし断定はできない | 元カードの型番と症状を控え、カードメーカーへ相談 |
| 複数の対応カードが同じスロットで認識されない | カメラ側も含めた点検が必要 | キヤノンへカードも含めた点検方法を確認 |
| カメラでは読めるがパソコンでは読めない | カードの故障だけでは説明できない場合がある | リーダーの対応媒体・ケーブル・接続先を確認 |
| 画像を読めず、初期化を求められる | 保存済みかどうかが先。表示だけで故障箇所は決まらない | 未保存なら初期化を中止して相談 |
比較結果は原因を絞る手がかりです。別カードが使えたというだけで、元のカードをすぐ廃棄したり、復旧できないと判断したりしないでください。
パソコン側だけで読めない場合は、リーダーも確認する
読むカードに合う機器を選びます。CFexpress Type BカードならType B対応のリーダー、SDカードなら使用するSD/SDHC/SDXCに対応するSDスロットやリーダーを確認してください。
ここからのXQDとMRW-G1の例は、CFexpress側の説明です。XQD用という表示だけでは、CFexpressも読めるとは限りません。たとえばソニーMRW-G1の公式仕様は、CFexpress Type Bと、ソニーXQDのG/Mシリーズを分けて記載しています。この例を全XQD製品への保証に広げないようにします。
リーダーが対応しているなら、付属ケーブルとパソコンへの直接接続を確認します。ただし、未保存データに対して修復・消去を求める画面が出たら、内容を確認せず実行しません。読み出せる機器がある場合は、まず別媒体へコピーして保存先で開けるか確かめます。
読み出しはできるが遅い場合は、症状が別です。取り込み速度の確認手順で、接続と保存先を切り分けられます。
初期化を検討できるのは、消してよいと確認してから
キヤノンは、新品や他の機器で初期化したカードを、使うカメラで初期化するよう案内しています。ただし、初期化はカードの内容を消す操作です。保護をかけた画像も残るとは限りません。
必要な素材を別の媒体に保存し、保存先から開けることを確認してから、R5の公式手順へ進みます。「認識させるために、まず初期化する」という順序にはしません。初期化で必ず故障が直るとも限りません。
解決しないときに、相談先へ渡すメモ
何度も抜き差しを繰り返すより、試したことを短くまとめると相談しやすくなります。以下は編集部が整理した記録例です。
- 機器:EOS R5の本体ソフトのバージョン、使ったスロット。
- カード:メーカー、完全型番、容量、購入時期。
- 症状:画面に出た文言やエラー番号、起きた操作。
- 比較:別の対応カードやリーダーでは読めたか。
- データ:必要な写真・動画が残っているか、別媒体に保存できたか。
キヤノンの公式FAQは、確認しても改善しない場合に、認識されないカードも含めた修理相談を案内しています。未保存の素材があることを最初に伝えてください。カードの製品保証と撮影データの復旧・補償は同じではありません。
よくある疑問
高価なカードへ替えれば解決する?
カメラやリーダー側に原因があれば、カードの増額では解決しません。まず認識しない場所を整理し、買い替えが必要かを確認します。
カード容量がいっぱいなのと、認識しないのは同じ?
違います。満杯なら空き容量の問題、認識しないならカードを使う前段階の問題の可能性があります。画面の文言を控え、対応する公式案内を確認しましょう。
ネットの復旧手順を順番に全部試してよい?
元データを書き換える操作が含まれる場合があります。大切な未保存データがあるなら、初期化や修復の実行を急がず、メーカーなどへ相談してください。この記事は復旧ソフトや有料サービスを推薦していません。
買い替えを検討するときの次の確認
R5の8K RAW用カードを撮影量から比較する
購入先と保証を確認する
CFexpress Type Bの基本から確認する
編集:Camera Gear Lab 編集部。一次資料確認:2026年9月17日。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事には個別商品の購入広告リンクはありません。キヤノンFAQの更新日:2026年6月22日。


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