Z8は、USB電源につないで撮影している間、バッテリーを充電しません。USBからの電気はカメラを動かすために使われます。そのため、バッテリー残量が増えなくても故障とは限りません。
カメラを動かすために電気を送ることを「給電」、バッテリーに電気をためることを「充電」といいます。まずは、撮影を続けたいのか、バッテリーを充電したいのかで操作を分けましょう。
[USB給電]をONにして、画面に給電マークが出るか確認します。
バッテリーを充電したい
撮影を終えて電源をOFFにし、充電ランプがオレンジ色に点灯するか確認します。
以下は、Z8に純正バッテリーEN-EL15cまたはEN-EL15bを入れ、ニコンの電源アダプターEH-7PまたはEH-8Pを使う場合の手順です。
最初に、バッテリーとUSB端子を確認する
カメラの電源をOFFにして、バッテリーが入っているか確認してください。USBから給電するときも、本体のバッテリーは必要です。
Z8にはUSB端子が2つあります。使うのは、充電と給電のための「USB充給電専用端子」です。もう一方の「USB通信専用端子」につないでも、EH-7PやEH-8Pから充電・給電はできません。本体の表示と説明書の端子の図を見て、挿す場所を確かめましょう。
EH-7Pにはケーブルがついているので、そのままつなげます。EH-8Pには、別売のUSBケーブル「UC-E25」が必要です。Z8に付属する「UC-E24」は、この充電・給電には使えません。名前が似ているため、ケーブルの型番も確認してください。
撮影を続けるとき:USB給電をONにする
- 電源アダプターをコンセントとカメラにつなぎ、カメラの電源をONにします。
- MENUボタンを押し、セットアップメニューの[USB給電]を[ON]にします。
- シャッターボタンを半押しして、撮影画面または上面の表示パネルにUSB給電マークが出るか確認します。
マークが出ていれば、カメラはUSBから電気を受け取っています。この間、バッテリーの充電は行われません。また、給電はバッテリーの消耗を抑えるための機能です。撮影条件によっては残量が減るので、ときどき残量も確認しましょう。
充電したいとき:撮影を終えて電源をOFFにする
- 撮影を終え、カメラの電源をOFFにします。USBケーブルはつないだままにします。
- 写真の送信やカードへの書き込みが終わるのを待ちます。
- 充電ランプがオレンジ色に点灯しているか確認します。充電が完了するとランプは消えます。
ただし、ランプが消えているだけでは、満充電とは判断できません。高温などで充電できない場合も、速く点滅した後に消えることがあります。充電後は電源を入れ、バッテリー残量を確かめてください。
充電が始まらない場合は、Z8がUSBで充電できないときの確認手順も参考になります。
電源がONでも充電されるのはなぜ?
電源スイッチがONでも、しばらく操作しないと、カメラが露出などを測る動作を休止します。この待ち時間を決めるのが「半押しタイマー」です。タイマーが切れた状態では、給電から充電に切り替わります。
撮影中か充電中か迷う場合は、下の表で確認できます。表の充電は、EN-EL15cまたはEN-EL15bと、上で説明した電源アダプターを使う場合です。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右キーで動かせます。
| カメラの状態 | [USB給電]の設定 | どうなる? |
|---|---|---|
| 電源ON・半押しタイマー作動中 | ON | カメラへ給電する。バッテリーは充電しない |
| 電源ON・半押しタイマー作動中 | OFF | 給電も充電もしない |
| 電源ON・半押しタイマーが切れている | ON/OFFどちらでも | バッテリーを充電する |
| 電源OFF・送信や書き込みが終わっている | ON/OFFどちらでも | バッテリーを充電する |
例外は、電源をOFFにした後もBluetoothで写真を送っているときや、カードのアクセスランプが点灯しているときです。この間は表の「半押しタイマー作動中」と同じ扱いになります。[USB給電]がONなら給電、OFFなら給電なしとなり、充電は始まりません。
給電マークが出ないときは、ここを見直す
まず、本体にバッテリーが入っているかと、その残量を確認します。次に、ケーブルを挿した場所が「USB充給電専用端子」か、設定が[USB給電:ON]かを見直してください。
接続も設定も正しければ、EH-7Pはコンセントと直結ケーブル、EH-8PはコンセントとUC-E25の両端を確認します。それでも給電できない場合は、使っている電源とケーブルの型番を控え、ニコンのサポートへ相談しましょう。異常な発熱やケーブルの傷がある場合は、使用を止めてください。
よくある疑問
[USB給電]をOFFにすると、充電も止まる?
いいえ。この設定は、撮影中などにカメラへ給電するかどうかを決めるものです。上の手順で撮影を終えて電源をOFFにすれば、[USB給電]がOFFでも充電できます。
USB給電中にバッテリーを外してもよい?
外さずに使ってください。USB給電にもバッテリーが必要です。交換するときは、撮影とカードへの書き込みを終え、電源をOFFにします。
市販のUSB電源でも使える?
ニコンは、USB PDという給電規格に対応し、27W(9V・3A)以上を出力できることなどを条件にしています。ただし、条件を満たすすべての電源やケーブルで動作が保証されているわけではありません。「最大○W」という数字だけで選ばず、ニコンが示す条件と製品の仕様を確認してください。
電池切れに備えて何を買うか迷ったら
歩きながら撮るなら予備バッテリー、コンセントの近くで撮るなら電源アダプターが候補になります。Z8の予備バッテリーと電源アダプターの選び方で、必要なものを比べられます。
一次資料
一次資料確認:2026年10月13日。Camera Gear Lab 編集部による説明書の整理で、実機による連続撮影時間の比較ではありません。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事には商品の購入広告リンクはありません。


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