EOS R6 Mark IIIの2枚記録|同一書き込み・Proxy・サブの確認

R6 Mark IIIの2枚記録 / 同じ原本? 軽い動画?: 同一書き込み・Proxy・サブ カメラ用メモリーカード

EOS R6 Mark IIIにカードを2枚入れても、自動的に同じ写真・動画が2枚へ残るわけではありません。「同じ原本を2つ残す」「編集用の軽い動画を残す」「RAWとは別に4K動画を残す」で、選ぶ記録機能が変わります。

同じ写真や対応する動画を両方へ残したいなら[同一書き込み]。動画編集用の軽いファイルが欲しいなら[カード1メイン カード2 Proxy]。RAWと4K DCI Fineを組み合わせたいなら[カード1メイン カード2サブ]を確認します。

Proxyやサブ動画は、メインRAWの完全な複製ではありません。元のRAWを消してよい根拠にはしないでください。

対象はCanon EOS R6 Mark III。カード1はCFexpress Type B、カード2はSDです。メーカー説明書から整理した設定ガイドで、実機テストや個別カードの動作保証ではありません。

2枚に何を残したい?

  1. 同じ内容を残す → 同一書き込みと、SD側の記録可能条件を確認。
  2. 軽い編集用ファイルを残す → メイン+Proxy。
  3. RAWと別形式の4Kを残す → メイン+サブ。
  4. 満杯になったら別カードへ続ける → 写真のカード自動切り換え/動画のリレー記録。

「2枚に保存」と「満杯で切り換え」を分ける

表は横にスクロールできます。表へフォーカスして左右キーでも移動できます。

R6 Mark IIIの記録機能と残るもの
目的・機能 カード1/カード2に残るもの 先に確認すること
静止画:同一書き込み 同じ静止画を両方に記録 どちらかが満杯になると撮影できない
静止画:振り分け カードごとに設定した画質の静止画 RAWとC-RAWの振り分けは不可。画質の違いは連写可能枚数にも影響
動画:同一書き込み 同じ動画を両方に記録 SDで記録できないサイズは開始できない
動画:メイン+Proxy カード1のメインと、カード2の軽い動画 解像度・形式・フレームレートはメイン条件に応じて自動設定
動画:メイン+サブ カード1のRAWと、カード2の4K DCI Fine 同じファイル名でも形式・解像度は異なる
写真の自動切り換え/動画のリレー 使うカードを満杯で切り換える 同じ撮影を両方へ複製する機能ではない

根拠:Canon「記録機能とカード・フォルダ選択」。静止画と動画の記録機能は別々に確認します。

設定できないときは「静止画/動画振り分け」を確認

[機能設定:記録機能とカード・フォルダ選択]で[静止画/動画振り分け]を[する]にすると、動画はカード1、静止画はカード2へ自動設定されます。この状態では、静止画・動画それぞれの記録機能や記録・再生先を個別に設定できません。

両方へ残したいのに設定項目を選べない場合は、この状態を先に確認します。設定を変える前に現在の値を控え、変更後は短い撮影で保存先を確かめてください。

Proxyとサブ動画は何が違う?

Proxy(プロキシ)は編集作業などに使う軽い動画です。R6 Mark IIIでは、メインがRAW・XF-HEVC S・XF-AVC Sの場合に、メイン条件に合わせた設定で記録します。ファイル名の末尾には「_Proxy」が付きます。

サブ動画は、メインRAWと同時に残す4K DCI Fineの動画です。メインは6960×3672、サブは4096×2160です。フレームレートはメインに合わせて自動設定されます。Proxyと同じ機能として選ばないでください。

Canon「動画記録形式」には、それぞれの記録・停止条件が記載されています。メインの記録が止まればProxyも止まりますが、Proxyがエラーで止まってもメインは続きます。サブ記録も、一方のエラー時にもう一方が続くことがあります。録画マークがあるだけで両方の保存成功を判断せず、2つの記録状態を確認してください。

メインがRAWで、カスタムピクチャーのガンマがCanon Log 2/Canon Log 3以外の場合、Proxy・サブやHDMI出力にノイズが増えることがあると説明されています。RAW自体への影響とは分けて、公式の注意も確認します。

オープンゲート時のProxyは別条件

縦横の切り出しに使う3:2のオープンゲートでは、Proxy記録が働くのは記録形式がRAWのときだけです。このときProxyの画像サイズは1920×1280です。通常動画の条件をそのまま当てはめないでください。

オープンゲートの形式・必要カード・容量を確認する

満杯のカードがあると、空きが残っていても止まる

同一書き込みでは、表示される残り枚数/時間は少ない方のカードを基準にします。どちらか一方が満杯なら撮影できなくなります。空きがある方へ自動で複製を続ける仕様ではありません。

両方に残す必要があるなら、満杯のカードを適切に交換します。[標準]で空きがあるカードだけへ記録する選択もありますが、その後の撮影は2枚保存ではなくなります。必要なデータを消して空きを作る前に、別媒体への保存を確認してください。

撮影前に使う「2枚の保存確認票」

以下は編集部が公式仕様から組み立てた確認手順です。大切な撮影の前に、少量の新しい素材で確認します。

  1. 目的:同じ原本/軽い編集用/RAW+4K/リレーのどれかを記入。
  2. 設定:写真か動画か、記録機能、形式、解像度、fps、オープンゲートの状態を控える。
  3. 残量:カード1と2の空きを別々に確認。書き込み中は取り出さない。
  4. 短い撮影後、カメラの再生カードを切り換えて両方を確認する。
  5. PCにも両方のカードを別フォルダへコピー。ファイル名だけでなく、形式・解像度・長さ・再生まで確かめる。

サブ動画は同じファイル名なので、カード1・カード2の保存フォルダを分ければ上書きの取り違えを避けやすくなります。複製しても、2枚を同じ場所で紛失するリスクなどは残ります。

よくある疑問

RAW動画をSDにも同じまま残せる?

R6 Mark IIIのRAW動画はSDへ記録できません。Proxyやサブは別形式の記録で、RAWの2重保存とは異なります。

2枚とも同じ容量にする必要がある?

同容量かどうかより、選んだ記録内容に必要な性能と残量をそれぞれ満たすかを確認します。Proxy・サブはメインと保存量が異なります。

次に確認する

R6 Mark IIIのSDとCFexpressの使い分け
撮影後のPC取り込みと動画フォルダの確認
CFexpressとSDの両方を読むリーダー比較

編集:Camera Gear Lab 編集部。一次資料確認:2026年10月8日。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事に個別商品の購入広告リンクはありません。

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